眉庇
まびさし
名詞
標準
visor
文例 · 用例
腕を組んだまま突立って、リヤトニコフの帽子の眉庇を凝視しているうちに、膝頭がブルブルとふるえ出すくらい、驚き惑っておりました。
— 夢野久作 『死後の恋』 青空文庫
大きな眉庇の附いた黒褐色毛皮製の鳥打帽、黒の編上靴――全体として|少し猫背の感じ」 しかし、細かいことは細かいが、色いろ特徴があるようで、その実、いざとなってみると、余り頼りになる特徴はないのである。
— 牧逸馬 『双面獣』 青空文庫
帽子の一つは「大きな眉庇の附いた黒褐色毛皮製の鳥打帽」で、前掲の農夫アウナイ・ベエコンの述べた犯人の帽子と完全に一致するのだ。
— 牧逸馬 『双面獣』 青空文庫
「いえ、私の生れは小石川の第六天、育ったのは遠州、――まア、そんなに私の顔を御覧になっては」 お静は片袖を眉庇に、痣のあたりを娘らしく隠すのでした。
— 野村胡堂 『江戸の火術』 青空文庫
就中丸く大きく見開かれ、前方を睨んでいる瞳は、兜の眉庇とすれ/\になっているために一層|険しく烱々と輝やき、鼻の上方、両眼の迫る間に、もう一つ小さな鼻があるかのように肉が隆起して、横さまに太い一線の皺を刻んでいる。
— 谷崎潤一郎 『武州公秘話』 青空文庫
よかろう、やってみろ、と石川が木剣をあげ、面上で眉庇のように、横に構えながら「いざ」と云った。
— 第三部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
石川兵庫介の、眉庇にとった木剣が、腑におちなかったらしい。
— 第三部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
そう思い、兜の眉庇のかげでほっと太息をついた。
— 笄堀 『日本婦道記』 青空文庫
作例 · 標準
ヘルメットの眉庇が顔を日差しから守ってくれた。
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