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帷幄

いあく
名詞
1
標準
headquarters
文例 · 用例
天子の正朔を奉ぜず、敢て建文の年号を去って、洪武三十二年と称し、道衍を帷幄の謀師とし、金忠を紀善として機密に参ぜしめ、張玉、朱能、丘福を都指揮|僉事とし、張、榑、栢、桂、楚楚」は底本では「し、備さに苦毒を極め、迫りて臣|不軌を謀ると言わしめ、遂に宋忠、謝貴、張を執え、始めて奸臣|欺詐の謀を知りぬ。
幸田露伴 運命 青空文庫
血が血だけに胡風になじむことも速く、相当の才物でもあり、常に且※侯単于の帷幄に参じてすべての画策に与かっていた。
中島敦 李陵 青空文庫
その時にあたって、足利将軍家の執事ともあるべきものが物狂わしいこの有様では、なんびとが将軍の帷幄に参じて敵軍掃蕩の大方針を定める者があろうか。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
春来、国事多端、ついに干戈を動かすにいたり、帷幄の士は内に焦慮し、干役の兵は外に曝骨し、人情恟々、ひいて今日にいたる。
福沢諭吉 中元祝酒の記 青空文庫
主脳者であった婦人が死んだ後も、団体は解散せず明治時代|帷幄政治で名のあった女流を会長にしたりして、次第に社会事業など企てて来た。
宮本百合子 一本の花 青空文庫
しかも平氏は独り、公卿の反抗を招きたるのみならず、王荊公に髣髴たる学究的政治家、信西入道が、袞竜の御衣に隠れたる黒衣の宰相として、屡※謀を帷幄の中にめぐらししより以来、寒微の出を以て朝栄を誇としたる院の近臣も亦、平氏に対する恐るべき勁敵なりき。
芥川龍之介 木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌) 青空文庫
懸軍万里、計を帷幄の中にめぐらし、勝を千里の外に決する将略に於ては我義仲に比肩する能はず。
芥川龍之介 木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌) 青空文庫
信頼したるのみならず、帷幄の密謀をも彼に漏したり。
芥川龍之介 木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌) 青空文庫
作例 · 標準
戦争の行方を左右する重要な作戦は、常に将軍の帷幄で練られてきた。
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新しい国家戦略の策定には、各省庁の専門家が帷幄に集結し、議論を重ねた。
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長年にわたり、彼は陰ながらこの企業の帷幄を支え、数々の難局を乗り越えてきた。
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「あの組織の真の帷幄はどこにあるのだろうか。表面に見えるものだけではないはずだ。」と彼は呟いた。
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