牛乳屋
ぎゅうにゅうや
名詞
標準
dairy
文例 · 用例
けれどもジョバンニは、いつかまた深く首を垂れて、そこらのにぎやかさとはまるでちがったことを考へながら、牛乳屋の方へ〔急ぐのでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
その牛乳屋の黒い門を入り、牛の匂のするうすくらい台所の前に立って、ジョバンニは帽子をぬいで「今晩は、」と云ひましたら、家の中はしぃんとして誰も居たやうではありませんでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
英国へ渡るとなんだか急に呑気になった、巡査を見ても牛乳屋を見ても誰を見ても一様に呑気な顔をしていた。
— 寺田寅彦 『電車と風呂』 青空文庫
王立美術協会の絵画展覧会に彼の肖像が出品された時に、観客の一人が「三四二号、ロード・レーリー、アー、あの牛乳屋か」と云っているのを聞いた友人があった。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
君は或る日、道で牛乳屋と突き當つた。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
」 と牛乳屋が怒鳴つた。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
」 牛乳屋はびつくりして、暫らく君の顏を見つめてゐた。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
そして昨日の喧嘩した牛乳屋が、夜遲く復讐に來るであらうを考へ、恐怖と心配で寢られなかつたと語つた。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫