狐狩り
きつねがり
名詞
標準
文例 · 用例
「見よ、あすは早朝から狐狩りして、おのれらの巣を焼き尽くしてくりょうぞ。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
」 その命令は夜のうちに伝えられて、あくる日の早朝から城内の狐狩りが行なわれた。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
早く狐狩りをしてしまった方がよかろう」「かしこまりました」 熊谷は勿論この怪談を信じないで、何者かのいたずらと認めているらしかった。
— 妖狐伝 『半七捕物帳』 青空文庫
水蔭などは、よく狐狩りに出掛け、雁に石を投げたる當年の豪傑兒也。
— 大町桂月 『小石川臺』 青空文庫
そこで信田の森へ大ぜい家来を連れて狐狩りに来たのでした。
— 楠山正雄 『葛の葉狐』 青空文庫
悪右衛門はそこで、今日の狐狩りの次第をのべて、とうとうおしまいに保名にじゃまをされて、くやしくってくやしくってたまらないという話をしました。
— 楠山正雄 『葛の葉狐』 青空文庫
話によると、もし狐が凍った地面のふところにじっと動かずにいれば彼は安全であろうし、また一直線にどこまでも逃げればどんな狐狩りの犬も追いつくことができないだろうということだ。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
私の子供のころ辻川には狐狩りという行事が、一月十四日の夜から翌朝にかけて行われていた。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫