並み居る
なみいる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to sit in a row
文例 · 用例
――並み居る見物人は、抜いてもあざやかであるが、切ってもまた、最後まで右門らしさを失わないその人がらのゆかしさに、いまさらのごとく胸を打たれたとみえて、いっせいに感嘆のどよめきをみせました。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
並み居る人々(the company)眼を凝らして眺めながらも(though they stared a great deal)、其の爲めに道を開いて、三人はツカ々々と王の許へ歩み寄つた(they went straight up to the King)。
— KING ARTHUR'S ROUND TABLE 『アーサー王物語』 青空文庫
それまで幼子を胸に抱きしめて、涙にくれてゐた傘張の娘は、折から門へ出でられた伴天連の足もとに跪くと、並み居る人々の目前で、「この女子は『ろおれんぞ』様の種ではおぢやらぬ。
— 芥川龍之介 『奉教人の死』 青空文庫
それに並み居る人々も、単に上役に対する追従からでなく、心からその企てを面白いことに思ってはずみました。
— お銀様の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
ゆうべ、将軍様のお供をして来た御殿女中が、殺されやした」 青山北町の岡っ引留五郎の家では、昨夜は老衰で死んだ父親の通夜とあって、並み居る人達の眼ははれぼったかったが、岩吉の声に、一斉に眼をみはった。
— 黒門町伝七捕物帳 『乳を刺す』 青空文庫
」 細い、爽やかな少年の声は道場の板の間を矢の如く走ると見れば憐れむべし、大兵の男は板の間も砕くる響きを立ててそこに尻餅をついて、鳥羽絵にあるような恰好をして見せたので、並み居る連中は吹き出しそうなのを、主座の方に気兼ねをしてやっとの我慢です。
— 甲源一刀流の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
」 並み居る役人も番卒も、一同に仰天した。
— 三輪の神杉の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
松雪院を始め並み居る女中共の視線は、やがてその腰元に案内をされて座敷の外の畳廊下へ恐る/\平伏した一人の男の、畳へ擦れ/\に着けている坊主頭へ集まった。
— 谷崎潤一郎 『武州公秘話』 青空文庫
作例 · 標準
「並み居る強豪を抑えて優勝したのは、まだあどけなさの残る十代の選手だった」
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「並み居る親戚の前で、彼は緊張しながらも力強く結婚の挨拶を述べた」
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「会場には各界の権威たちが並み居っており、新人の私は圧倒されて立ち尽くしてしまった」
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