騎影
きえい
名詞
標準
文例 · 用例
しかし泰家にはその塵煙や草ぼこりのうちを駈けみだれる凄まじい騎影や歩兵が、敵か、自軍か、それすら見分けられなくなっていた。
— 新田帖 『私本太平記』 青空文庫
――やがて粉雪のけむる果てにその車廂も騎影も没して見えなくなったと思うと、辻を斜めに、あるいは大路を横ぎッて、どこの武士か、神泉苑の宮御所のほうへ馬にムチ打って飛んで行くのがしきりに見られ出していた。
— 建武らくがき帖 『私本太平記』 青空文庫
一体、誰のどこの軍が、寝返ったのか」 と、前後の騎影に訊いていた。
— 風花帖 『私本太平記』 青空文庫