もみ合う
もみあう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
標準
to jostle
文例 · 用例
地に落ちた二人が力を尽くしてもみ合ううち、盛俊の力がまさったのか、猪俣を取りおさえると身動きもさせぬ。
— 第九巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
地に転がりながら死力を尽してもみ合ううち、大力の兼綱は次郎丸を組みしいたとみるや、腰刀でその首をかき切った。
— 第四巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
蒲原の描いた日本のメーデーの絵は、赤旗やスクラムを組んだ男女労働者や、ひっこぬき検束をしようとして一人の労働者のまわりにおそいかかっている黒服、サーベル、あご紐をかけて巻ゲートルをした警官隊と、それに抵抗してもみ合う行進者一群を描いて、日本のメーデーの性格を示そうとしていた。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
高い窓からの声は、下の往来でもみ合う砂利の音や罵声をこして、四隣にひびきます。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
臨監の警官三十余名がこれを遮ろうとしてもみ合う始末で、騒擾は実に二時間に及んだ。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
南岸にもいつか警官が多勢集った模様で、船の着く度に上陸を妨害してもみ合うらしく、提灯の火が乱れうごいた。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
もみ合ううちに村島麹町署長も駈けてきて、三人でもだえる正造をついに取りおさえた。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
天狗岩事件といえば、友永千二少年が、夜釣にいく途中、はからずも天狗岩の上に、怪しい物体が飛んで来たのを見つけ、それから彼は勇敢にも、天狗岩へ上ったところ、怪しい者に組みつかれ、もみあううちに、両方もろとも、天狗岩をすべって、どぼんと湖の中に落ちてしまった事件のことだった。
— 海野十三 『火星兵団』 青空文庫
作例 · 標準
多くの人が列に並び、もみ合うようにして入場を待っていた。
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彼は電車のドア付近でもみ合いになり、なかなか降りられなかった。
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祭りの会場では、人々が熱気にあふれてもみ合っていた。
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