末造
ばつぞう異読 まつぞう
名詞
標準
degenerate age
文例 · 用例
この小使の一人に末造と云うのがいた。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
僕にいつ誰が始て噂をしたか知らぬが、金がない時は末造が立て替えてくれると云うことを僕は聞いた。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
とにかく学校が下谷から本郷に遷る頃には、もう末造は小使ではなかった。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
しかしその頃|池の端へ越して来た末造の家へは、無分別な学生の出入が絶えなかった。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
末造は小使になった時三十を越していたから、貧乏世帯ながら、妻もあれば子もあったのである。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
その時末造が或る女を思い出した。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
最初末造の注意を惹いたのは、この家に稽古三味線の音のすることであった。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
何事にも注意深い性質の末造は、わざわざ探るともなしに、この娘が玉と云う子で、母親がなくて、親爺と二人暮らしでいると云う事、その親爺は秋葉の原に飴細工の床店を出していると云う事などを知った。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
作例 · 標準
現代社会は、まさに末造の時代だと嘆く者もいる。
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その文学作品は、末造の世相を鋭く批判していた。
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彼は、末造の時代にあっても、信念を曲げずに生きた。
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標準
last days
作例 · 標準
彼は病の末造を、家族に見守られながら静かに過ごした。
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その国の末造は、内紛と飢饉によって悲惨なものだった。
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王国の末造に、ひとりの英雄が現れた。
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