浅からぬ
あさからぬ
形容詞-語幹
標準
deep (of emotions, connections, etc.)
文例 · 用例
遥々我を頼みて来し、その心さえ浅からぬに、蝦夷、松前はともかくも、箱根以東にその様なる怪物を棲せ置きては、我が職務の恥辱なり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
おのずからなる因縁浅からぬように思われて、再び墓に香をささげた。
— 岡本綺堂 『秋の修善寺』 青空文庫
どんな芸者だったか、たしかに印象浅からぬものがあったが忘れてしまった。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
少からず、地獄、極楽、娑婆も身に附絡うていそうな婦人、従うて、罪も報も浅からぬげに見えるでございます。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
そは友の誤解嘲笑は、彼にとりて浅からぬ手傷であるからである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
「浅からぬ下の思ひを知らねばやなほ篝火の影は騒げる だれが私の人生観を悲しいものにさせたのだろう」 と源氏のほうからも恨みを言った。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
さりとはいたわしき限りよと、あわれを覚えしが恋の初め、はからずもこの玉琴殿と、浅からぬ縁をむすび申した。
— 岡本綺堂 『平家蟹』 青空文庫
いと浅からぬ御恵もて、婢女の罪と苦痛を除き、この期におよび、慈悲の御使として、童を遣わし玉いし事と深く信じて疑わず、いといとかしこみ謝し奉る」と。
— 若松賤子 『忘れ形見』 青空文庫
作例 · 標準
浅からぬの例文