板作り
いたづくり
名詞
標準
文例 · 用例
其処には幾つとなく置き並べられた厚板作りの長い箱がありすべての箱に水がさらさらと寒いひびきを立てて流れていた。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
其處には幾つとなく置き並べられた厚板作りの長い箱があり、すべての箱に水がさらさらと寒いひゞきを立てゝ流れてゐた。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
眼のわるい支店長、ひろ子、新らしい道伴れ、三人は、人群にまじって荒板づくりの仮事務所の前に立った。
— 宮本百合子 『播州平野』 青空文庫
かへりに玄関さきの石の上に立つたときに、さつきの女房らしい老艶な女のひとが、船板づくりの腰板のある戸口で、しとやかに一揖をした。
— 室生犀星 『故郷を辞す』 青空文庫
すばらしい水量で激しく流れて行く川の向う岸には、消えかけた雪の中に板づくりの家が二軒見える。
— 石川欣一 『可愛い山』 青空文庫