画因
がいん
名詞
標準
art motif
文例 · 用例
そして深い多くの画因を秘めかくして持つてゐる。
— 岸田劉生 『美術上の婦人』 青空文庫
勇しき構成美 近代芸術の画因として機械というものが現れた。
— 大切な雰囲気 『大切な雰囲気』 青空文庫
二十四孝の描かれた屏風、松竹梅、赤い毛氈、親類の改まった顔等、皆正月を正月らしくする画因であった。
— 大切な雰囲気 『大切な雰囲気』 青空文庫
左側の「カルバリ山の翌朝」とでも云いたい画因のものには、右端に死後強直を克明な線で現わした十字架の耶蘇があり、それに向って、怯懦な卑屈な恰好をした使徒達が、怖る怖る近寄って行く光景が描かれていた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
しかしこの場合、単に画題の説明に止まるのみでなく、そこに画因への自分の気持を語って置きたい考えがあったことも事実であった。
— 藤島武二 『画室の言葉』 青空文庫
もちろん口で言う程簡単なことではないが、最初画因によって得た興味を最後まで冷まさずに描けるところが特色なのであるから、油絵画家は最後まで所期のエスプリに向って追求の筆を止めるべきではないのである。
— 藤島武二 『画室の言葉』 青空文庫
誰ひとり説き明すことなしに過ぎて来た画因が、為恭の絵を借りて、ゑときを促すやうに現れて来たものではないだらうか。
— 折口信夫 『山越しの阿弥陀像の画因』 青空文庫
かうなつて来ると、私などにも「山越し」像の画因は、やつとつかむことが出来るのではないかと思ふ。
— 折口信夫 『山越しの阿弥陀像の画因』 青空文庫
作例 · 標準
印象派の画家たちは、日常生活の風景を画因として多く取り上げた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この絵の画因は、作者が旅先で見た夕焼けからインスピレーションを得たものだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
伝統的な日本画では、自然の移ろいや季節の行事が主要な画因となることが多い。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の作品には、常に故郷の海の景色が画因として登場する。
幻辭AI · gemini-2.5-flash