この世のものとも思えぬ
このよのものともおもえぬ
表現
標準
unearthly
文例 · 用例
りんとして、この世のものとも思えぬ気品がある。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
この世のものとも思えぬその神聖な顔に、思わず役人はぶるっと身ぶるいをすると、座敷に上がって縁の大障子をぴたりと閉めました。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
紫陽花色の単衣、青々とした眉、そして抜けるほど白い顔の色――糸切歯が一本欠けて、笑わなくとも片えくぼの寄る豊かな頬――この女の魅力は全くこの世のものとも思えぬ幽玄なものでした。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫
少し華奢で弱々しく見えますが、多い毛の緑も、細面の真珠色も、この世のものとも思えぬ気高さ――「よくもこんな美しいものを生んだことかな」と、もう一度父親の顔を振り返って見るほどの美しさです。
— 火遁の術 『銭形平次捕物控』 青空文庫
靄の柩衣が、この世のものとも思えぬ静かな哀愁が、庭をおおうていた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
作例 · 標準
夜の森に響くその不気味な叫び声は、この世のものとも思えぬ恐ろしさで、背筋が凍る思いだった。
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砂漠の真ん中に現れた蜃気楼は、豪華な宮殿がそびえ立つ、この世のものとも思えぬ光景を見せてくれた。
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そのバイオリニストが奏でる旋律は、聴く者の心を浄化するような、この世のものとも思えぬ澄んだ響きを湛えていた。
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