蒲魚
かまとと異読 カマトト
名詞
標準
feigning ignorance
作例 · 標準
彼女は社内の噂をすべて知っているくせに、人前ではそんな話は聞いたこともないといった顔で蒲魚をぶっている。
大人の下世話な冗談に対して、意味が分からないと首を傾げてみせる彼女の態度は、いかにも蒲魚を言っているようで鼻につく。
江戸時代の遊女が、かまぼこを見て「これは魚(とと)でありんすか」と尋ねたことが、「蒲魚」という言葉の語源になったという説がある。
いい年をして今更そんな初々しい振る舞いをするなんて、蒲魚をぶるのもいい加減にしてほしいと周囲は呆れている。
標準
person (esp. a woman) pretending to be innocent, ignorant or naive
作例 · 標準
「あら、そんな卑猥な言葉の意味、私には分かりませんわ」と彼女が蒲魚を振るたびに、周囲は白けた空気に包まれた。
普段は世慣れているはずの彼が、不祥事の話題になると急に蒲魚を決め込むのは、見ていて滑稽ですらある。
若さにしがみつくあまり、いい年をして蒲魚な言動を繰り返すと、周囲からはかえって反感を買うことになりかねない。
彼は彼女の蒲魚な態度が計算されたものだと知りつつも、その可愛らしさに免じて騙されたふりをし続けている。