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嬖臣

へいしん
名詞
1
標準
favorite retainer
文例 · 用例
何でも第二|次奉直戰爭の時などは自分の方の旗色がよかつたせゐもあつただらうが、戰線のことは部下任せにして置いて、宮苑の奧深くお氣に入りの嬪妾や嬖臣達を相手に日もす夜もす麻雀に耽り樂しんでゐたと言ふ。
南部修太郎 麻雀を語る 青空文庫
忠之が出勤せぬ利章の邸へ、自分で押し掛けようとした怒には、嬖臣十太夫の受けた辱に報いるために、福岡博多の町人を屠つた興奮が加はつてゐたのであつた。
森鴎外 栗山大膳 青空文庫
齊の桓公は、その嬖臣易牙の調理して進めた、彼の子供の肉を食膳に上せて舌鼓を打ち、晉の文公は、その天下放浪中、食に窮した折柄、從臣介之推の股肉を啖つて饑を凌いだ。
桑原隲藏 支那人の食人肉風習 青空文庫
といふに據ると、桓公はその嬖臣易牙の調理した、子供の肉を食膳に上せて、舌鼓を打つたものと認めねばならぬ。
桑原隲藏 支那人間に於ける食人肉の風習 青空文庫
又楚の莊王の時、楚が晉に會戰することの可否に就いて、楚の令尹たる孫叔敖と、莊王の嬖臣の伍參と、意見を異にして爭論せし有樣を、『左傳』の宣公十二年の條に、嬖人伍參欲戰。
桑原隲藏 支那人間に於ける食人肉の風習 青空文庫
」 ルイ十四世が嬖臣たる一貴族の重罪を特赦しようとした時、掌璽大臣ヴォアザン(Voisin)は言葉を尽して諫争したが、王はどうしても聴き容れず、強いて大璽を持ち来らしめて、手ずからこれを赦書に※して大臣に返された。
穂積陳重 法窓夜話 青空文庫
」 ルイ十四世が嬖臣たる一貴族の重罪を特赦しようとした時、掌璽大臣ヴォアザン(Voisin)は言葉を尽して諫争したが、王はどうしても聴き容れず、強いて大璽を持ち来らしめて、手ずからこれを赦書に※して大臣に返された。
穂積陳重 法窓夜話 青空文庫
此時に於て、隠忍、軽悍、驕妬の謀主、新大納言藤原成親が、治承元年山門の争乱に乗じ、名を後白河法皇の院宣に藉り、院の嬖臣を率ゐて、平賊を誅せむとしたるが如き、其消息の一端を洩したるものなりと云はざるべからず。
芥川龍之介 木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌) 青空文庫
作例 · 標準
王の耳に心地よい言葉ばかりを囁く嬖臣が実権を握ったことで、有能な役人たちは次々と朝廷を去っていった。
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忠義を尽くした将軍が謀反の濡れ衣を着せられた裏には、私腹を肥やそうとする嬖臣の卑劣な罠があった。
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歴史上、君主が忠言に耳を貸さず嬖臣を重用したことが原因で衰退に向かった王朝は数え切れない。
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