鞅
むながい異読 むなかき
名詞
標準
martingale
文例 · 用例
例えば今日我々が「ア」と読んでいる中にでも「阿」「婀」「鞅」「安」のような色々の文字があって、これらの文字を悉く我々は「ア」と読んでいる。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
字が違っているということから言えば「阿」と「婀」と「鞅」と「安」の違いも、これらと「弖」「帝」「底」などとの違いも同じ違いであって、その間に区別はない。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
李斯(中国、秦の宰相)や商鞅(中国、秦の政治家)や源義経(源氏の武将、頼朝の弟)や梶原景時(源氏の武将、頼朝の部下)などは、皆これ鋭利な刀・大力の牛である。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
文三はお勢よりは気まりを悪がッて口数をきかず、この夏の事務の鞅掌さ、暑中休暇も取れぬので匆々に出勤する。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
窮猿既投林、 痩馬初解鞅心空飽新得、 境熟夢餘想江鴎漸馴集、 蜑叟已還往南池緑錢生、 北嶺紫筍長提壺豈解飮、 好語時見廣春江有佳句、 我酔堕渺莽 さて此の最後の一聯について久保天随氏の講釈を見ると、それにはかう書いてある。
— その七 ――放翁詩話三十章―― 『放翁鑑賞』 青空文庫
勝、大木、大隈の諸政事家はこの間もっぱらその主任の政に鞅掌し、廟堂の大議は多くかの人々をもって決定せしにあらざるか。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
伯すでに内政の更始に当たれるが、その同僚たる井上伯は当時の任にありて、かの維新以来の大問題たる条約改正の業に鞅掌し、着々歩を進めて外交的会議を東京に開くに至れり。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
(二柄第五)故に商鞅之を以て秦國を治め、大に治績を擧ぐ。
— 小柳司気太 『韓非子解題』 青空文庫
作例 · 標準
鞍が走行中に後ろへずれないよう、馬の胸に革製の鞅をしっかりと装着した。
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鞅の長さが適切に調整されていないと、馬の呼吸や動きに悪影響を及ぼす。
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激しい障害飛越の中でも、鞅のおかげで馬具の安定が保たれている。
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