罪囚
ざいしゅう
名詞
標準
prisoner
文例 · 用例
お雪は相馬氏の孤児で、父はかつて地方裁判所に、明決、快断の誉ある名士であったが、かつて死刑を宣告した罪囚の女を、心着かず入れて妾として、それがために暗殺された。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
終りに諸氏の御健康と霊魂の幸福とを、改めて寂しいこの一罪囚に祈らして下さいまし。
— 北原白秋 『わが敬愛する人々に』 青空文庫
我は頭を低れて口に一語を出さず、罪囚の刑の宣告を受くるやうなる心地にて、人々の前に凝立せり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
一七八〇年頃タヴォイ市が創立された時、諸門を建るに一柱毎の穴に罪囚一人を入れ上より柱を突込んだ故四方へ鮮血が飛び散つた。
— 南方熊楠 『人柱の話』 青空文庫
重罪囚で手に合わぬ奴にはとはすなわち足枷である。
— 堺利彦 『獄中生活』 青空文庫
」 村川は重罪囚が、白状するように頭を下げた。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
帰ったとても一旦罪囚であったものとして、郷党家族に容れられないものも多かった事であろう。
— 喜田貞吉 『放免考』 青空文庫
そしてこれらの中から採用せられた少数のものが、いわゆる庁の下部として依然放免の名を以て呼ばれ、盗賊の追捕、獄舎の警固、検非違使の随員、罪囚の護送等に役せられたものであったのだ。
— 喜田貞吉 『放免考』 青空文庫
作例 · 標準
昔の物語では、罪囚が過酷な労働を強いられる場面が描かれている。
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罪囚は、鉄格子の向こうで自由を夢見ていた。
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「おい、罪囚!今日の食いぶちはこれだけだぞ。」と看守が言った。
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