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霊域

れいいき
名詞
1
標準
sacred ground
文例 · 用例
天下に名だたる霊域なるぞ』源右衛門『言葉が悪くばあやまります。
岡本かの子 取返し物語 青空文庫
足元を見つめ一歩一歩と全てこれ実地を踏んで、次第に水の濁っていない渓頭を過ぎ、次第に花に塵無き岩頭に至り、次第に雲気ただよう日月晴明の霊域に入る。
幸田露伴 悦楽(現代訳) 青空文庫
それは神秘的な、分析することも説明することもできない、一種不可思議な霊域としてアプリオリに設定されてゐるのである。
平林初之輔 文学の本質について(一) 青空文庫
七尺に十二尺、厚さ八尺の机形の石は天然にころがつてゐるのでなくて、割石の基礎工事を施した上に安置されてゐるのみならず、この大石を中心に、四方に霊域をかぎつたと思はれる、環状石群の遺石がある。
河東碧梧桐 南予枇杷行 青空文庫
で折もあらばこの神秘の霊域を探検して世に紹介しようと思うていた。
鵜殿正雄 穂高岳槍ヶ岳縦走記 青空文庫
この霊域に不浄な何ものをも近づけない勢いを示しているのです。
柳宗悦 民藝四十年 青空文庫
ただ、梢はるかの上より降り落つる陰深な鳥の声を聞いて、ここは多分、護られたる霊域の奥であろうとは想像するのです。
無明の巻 大菩薩峠 青空文庫
この坊主の理窟によると、昔の名僧智識が、わざわざ寺を山の上へ持っていったのは昔のことで、今の宗教は、なるべく民衆と接近しなければいけない、それをするには、どんな霊域でもカラカラカラと車を仕掛けるに限る、という持論から、今度などもずいぶん運動に骨を折りました。
白骨の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
鳥居を一歩くぐると空気がピンと張り詰め、そこが神聖な霊域であることを肌で感じた
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この森の奥深くは古くから村の霊域とされており、みだりに立ち入ることは固く禁じられている
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修験者たちは、俗世から切り離された険しい霊域で厳しい修行に明け暮れていた
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