鯰髭
なまずひげ
名詞
標準
文例 · 用例
何でも校長といふ奴と、――僕も二三度見て知つてますが、鯰髭の隨分|變梃な高麗人でネ。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
何處の學校でも、校長は鯰髭の高麗人で、議論をすると屹度敗けるものと見える。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
滑稽でもあり氣の毒でもあつたのは校長の進藤で、勝敗がつく毎に鯰髭を捻つては、『年を老ると駄目です喃。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
然るに今の日本人は、官吏も、会社員も、学者も、教員も、西洋人の真似して、月代を廃し、鼻下に、鯰髭なり、鰌髭なりをはやすこそ、愚かなれ。
— 大町桂月 『鎌倉大仏論』 青空文庫
待つことしばしにして、近眼で鯰髭があって、背が低く痩せて貧弱な四十歳ばかりになる人物が現われた。
— 佐藤垢石 『入社試験』 青空文庫