花相撲
はなずもう
名詞
標準
tournament other than the six major tournaments
文例 · 用例
「伊勢屋の旦那は万力にたいへん力を入れて、本場所は勿論ですが、深川で花相撲のある時なんぞも、毎日見物に出かけて大騒ぎ。
— 薄雲の碁盤 『半七捕物帳』 青空文庫
むかしは知らず、わたしが記憶してからは、現在の歌舞伎座の敷地は久しく空地になっていて、時々に花相撲や曲馬などが興行されていた。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
切符はすぐ買えるルート知ってるのよ」「でも僕は明日から三四日花相撲があるんだ。
— 坂口安吾 『青鬼の褌を洗う女』 青空文庫
なア、サチ子さん、相撲とりが本場所が怖くなるようじゃア、生れ故郷の墨田川へ戻るのが怖しくって憂鬱なんだから、僕はお前、こんなところでノンビリできりゃア、まったく、たまらねえな」「花相撲に帰らなくってもいいの?
— 坂口安吾 『青鬼の褌を洗う女』 青空文庫
今日の新時代では法律的にすら家名が失われているのに本因坊という一家名を争うことがすでにコッケイであり、事実においてその試合内容も棋院大手合を第一義に、ただ二義的な花相撲的な空虚な景気をあおっているにすぎない。
— 坂口安吾 『碁にも名人戦つくれ』 青空文庫
誰が日本の国技ときめたわけでもないのに小さなカラにとじこもって日本人だけで一家ダンラン、あげくは一家名の争いという花相撲でお茶をにごして世間に通用させようという。
— 坂口安吾 『碁にも名人戦つくれ』 青空文庫
一番それに近いものを拾い出してみるとすれば、花相撲で村一番の名力士が、堂々と相手を押し切った場面などを想像してみることが出来よう。
— 中谷宇吉郎 『民族的記憶の名残』 青空文庫
初見参の拳闘と西洋相撲花相撲へ加わった米人の大関 拳闘が初めて日本へ来たのは明治二十年の春、レスラー即ち西洋相撲も一緒で米国力士の一行十余名、同地で相当叩き上げた日本人の力士浜田常吉が肝煎りで、力士の大関はウエブスターという図抜けた大男、まず常陸山に輪をかけた立派さ。
— 山本笑月 『明治世相百話』 青空文庫
作例 · 標準
地方巡業では、本場所とは異なる和やかな雰囲気で花相撲が開催される。
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子供相撲大会は、まさに未来の力士たちの花相撲だ。
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地域の祭りでは、恒例の花相撲が盛り上がりを見せた。
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ウィキペディア
花相撲(はなずもう)とは、相撲、特に大相撲における勝敗が番付や給金に反映されない興行のことであり、巡業、トーナメント相撲、親善相撲、奉納相撲、引退相撲などのことを言う。取り組みのほか初切、相撲甚句、横綱の綱締め、歌謡ショーなどのアトラクションが開催される。また、これから転じて他競技の類似のもの(プロ野球のオールスター戦など)を、通常の公式戦などより真剣度が薄い・優勝争いに関係しないという意味で花相撲ということもある。
出典: 花相撲 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0