何くそ
なにくそ
感動詞
標準
damn it!
文例 · 用例
そうして帰途は必ず、何くそ、と反骨をさすり、葛西善蔵の事が、どういうわけだか、きっと思い出され、断乎としてこの着物を手放すまいと固執の念を深めるのである。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
僕は相変らずたたかれて、相変らず何くそと思って書いている。
— 織田作之助 『文学的饒舌』 青空文庫
何くそとわたしは眼をつむって、何も考えないようにして歩きました。
— 新美南吉 『おしどり』 青空文庫
何くそと固パンかじって勉強し給え。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
何くそと思って、立ち上った――つもりであったが、「しずかに、しずかに」 と制する低い人の声に眼をあいてみれば、自分は見たこともない薄暗い室の隅に寝ているのであった。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
僕の方が林田君にいつも出しぬかれているんでさ」 二人とも、社交的辞令を用いているのだが、心では互に「何くそ」と考えているに違いない。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
二人とも、もうその意味が判つたらしく、すつかり心で後悔しているようだつたが、ひろ子は、これを感じると、心で何くそ、と決心したらしく、昂然として、平気で美しい顔を人々の前にさらしていた。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
祖母の顔を想像すると、彼は、何くそ、死ぬものか、という気になる。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
作例 · 標準
「何くそ!もう一回だ!」と、彼は失敗した挑戦に立ち向かった。
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悔しくて、思わず「何くそ!」と声が漏れた。
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何くそ、こんなところで負けてたまるか!
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