返上
へんじょう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #19701 · 青空 187 例
標準
return
文例 · 用例
一八七九年から翌年へかけては小作人がだんだん土地を返上して来たので、地主は自作するより外途がなくなった。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
のみならず万一、この一件が片付き兼ねる……下手人がわからぬとなると吾々は元よりの事、御主人の松倉様まで、十手捕縄を返上せにゃならぬかも知れぬと言うので、松倉十内様は今のところ青息吐息、青菜に塩の弱りよう……」「ちょっと良助さん。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
貴方の都合に依ツて、假に與へられた目的、目的に附隨する資格、其は改めて唯今返上する。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
大政返上の建白で平和に政權が引渡されたかと思ふと、伏見、鳥羽の戰爭が始まる。
— ‘V NAROD’ SERIES’ 『A LETTER FROM PRISON』 青空文庫
御臨終の砌、嫡子六|丸殿御幼少なれば、大国の領主たらんこと覚束なく思召され、領地御返上なされたき由、上様へ申上げられ候処、泰勝院殿以来の忠勤を思召され、七歳の六丸殿へ本領|安堵仰附けられ候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書(初稿)』 青空文庫
)作家という名前は返上して、戦時下の国民の一人として戦争遂行に必要な実務にたずさわればいいのではないか。
— 中島敦 『章魚木の下で』 青空文庫
その広大な師恩をアトカタもなく返上してしまった不孝の程は悔いても及ばない今日である。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
されば、大化の改新の一大眼目は、これらの氏の長の私有してゐた土地人民を悉く皇室に返上させ、凡てを公地公民とし、天皇たゞ御一人が、君主として、支配されるやうにすることだつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、王位への返上を宣言した。
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長年勤めた会社に、長寿の賞を返上することになった。
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「この賞は、私一人の力でいただいたものではありません」と、彼女は受賞を返上した。
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