幺微
幺微
名詞
標準
文例 · 用例
人は空間と時間との中の一の幺微なるものに過ぎぬのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
甚だ幺微なれば聞知るべくもあらねど、※々として絶えず枕に打響きては、なかなか大いなる声にも増して耳煩はしかり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
彼方もその幺微なる声に語り語りて休まざるは、思の丈の短夜に余らんとするなるか。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
「膳を持つて来ないか」「ええ」 女は幺微なる声して答へけれど、打萎れて、なかなか立ちも遣らず。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫