焼け野原
やけのはら
名詞頻度ランク #43496 · 青空 0 例
標準
burnt field
文例 · 用例
七年前のすさまじい焼け野原も「百年後」の恐ろしい破壊の荒野も知らず顔に、昭和五年の今日の夜の都を享楽しているのであった。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
翌朝、一面の焼け野原を、家を求めて歩いているあいだも、極限まで張り詰めた気持ちはゆるみません。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
方々の焼け野原でよく乱闘が行われた。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
利くにも利かぬにも、町は茫々たる焼け野原となり、どっちを見ても見ず知らずの赤の他人となって、泣いてもわめいても追っ付かなくなったことである。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
場所は、東京の真中新橋の上にちがいないのであるが、満目ただ荒涼たる一面の焼け野原で、わずかに橋があって「しんばし」の文字が読めるから、これが銀座の入口であることが分るというまことに変り果てた帝都の姿だった。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
しかし女はこの焼け野原を見てほんとうに途方にくれているらしかった。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
丁度吾妻橋と被服廠跡との丁度中間ほどにある原庭町の広い焼け野原のところ――といっても町名は明かではなく、どこからどこまでも区切のない茫漠たる一面の焼け武蔵野ヶ原であったけれど――この原庭と思われる辺に来て、杜は不図足を停めた。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
この町は明治一〇年の西南戦争で焼失してしまったので、戦役の硝煙弾雨が消える間もなくにわかに普請された小屋の建ち並ぶ焼け野原といった印象である。
— WITH KYUSHU STUDENTS 『九州の学生とともに』 青空文庫
作例 · 標準
戦争が終わった直後のこの街は、見渡す限りの焼け野原だった。
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大火災によって、かつての賑やかな商店街は一晩で焼け野原になった。
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焼け野原の中から立ち上がり、人々は力強く復興への歩みを始めた。
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