老鴉
ろうや
名詞
標準
文例 · 用例
」 痩躯、一本の孟宗竹、蓬髪、ぼうぼうの鬚、血の気なき、白紙に似たる頬、糸よりも細き十指、さらさら、竹の騒ぐが如き音たてて立ち、あわれや、その声、老鴉の如くに嗄れていた。
— 太宰治 『喝采』 青空文庫
明日、午後三時より三時半までのあいだ、東二十四番街のリクリェーション埠頭の出際、「老鴉」なる酒場にてお待ち申しおり候、目印しは、ジルベーのジンと書いてある貼紙の下。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
が「老鴉」というその酒場へいってみると、すでに日も過ぎたが、それらしい人影もない。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫