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弄斎

弄斎
名詞
1
標準
文例 · 用例
ちかごろは此のりゅうたつぶしもすたれましたけれども、一時はあれが今の弄斎節のように大はやりをいたしまして、きせん上下のへだてなくうたわれたものでござります。
谷崎潤一郎 盲目物語 青空文庫
女の師匠は当時は稀であったが、隆達をはじめ、弄斎節、土手節など、市中に小唄がひどく流行し、そのために女師匠なども、ひとさかりだったが、おこなわれたようである。
第二部 樅ノ木は残った 青空文庫
前の渋い弄斎節の一曲よりはこの方の他愛ないのが一も二もなく、焼きするめや、玉蜀黍のお客様の御意にめして、やんやとうけているところが有難いものです。
吉川英治 江戸三国志 青空文庫
碁、将棋、貸本、細見などが散らかっているが、ここは七刻限りといって夕方は追い出しとなり、夜は屏風を立て廻して、ボロ三味線に下手な甚句や弄斎節がはじまるのである。
江戸の巻 鳴門秘帖 青空文庫