直員
ちょくいん
名詞
標準
文例 · 用例
当夜の宿直員は宿直中外出して温泉に行かれた様であるが、あれは以ての外の事と考へます。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
こんな悠長な事をするから生徒が宿直員を馬鹿にするんだ。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
当夜の宿直員は宿直中外出して温泉に行かれたようであるが、あれはもっての外の事と考えます。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
「これが、天正遣欧使の一人――千々石清左衛門|直員から始まっている、降矢木家の紋章なんだよ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
宿直員の話でも、その宝石に残っている俺の指紋の一件でも、ミンナ貴様の出まかせの嘘ッパチなんだ。
— 夢野久作 『一足お先に』 青空文庫
尚同校は去る三月十九日以来春季休暇中の事とて、寄宿舎には残留生徒一名もなく、泊込の小使老夫婦、及、当夜の宿直員にも一応の取調は行われたけれども怪しむべき点なく、さりとて変態性欲的な浮浪者が、高き混凝土塀を繞らしたる同校構内に校外の少女を同伴し来るが如きは可能性の少ない一片の想像に過ぎず。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
被害者は宿直員ではないのでしょう?
— 大阪圭吉 『デパートの絞刑吏』 青空文庫
そんなわけで同じ宿直室へ寝ながら、宿直員の中ではお互に馴染の少い顔ばかりと言う事になるのです。
— 大阪圭吉 『デパートの絞刑吏』 青空文庫