蹴放す
けはなす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to kick free
文例 · 用例
その声の終らないうちに、式部は腰にさしている一刀をそこへ投げ出して起ったかと思うと、奥の襖を蹴放すようにして逃げ込んだので、半七はすぐに追って行った。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
その出鼻を、ぱっと、塀を蹴放すように、飛び出した闇太郎。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
乙平は捨てて置けなくなったので、手早く身体を拭いて帷子を引掛け、刀を掴み取る暇もなく素跣足のまま庭へ飛び下り、黒部の柴折戸を蹴放すようにして隣の庭へ飛び込んで行った。
— 長崎ものがたり 『平賀源内捕物帳』 青空文庫
蹴放すように開けた扉の向うに、背の高い白人の姿が見えた。
— 木村荘十 『雲南守備兵』 青空文庫
自分諸共に仕事からはなれるか、又子供だけはなすか、幼年時代はそう行くまい却って悪い影響の明かである丈苦しいと思う。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
しかし、数珠だけはなす気にならなかった。
— 久坂葉子 『灰色の記憶』 青空文庫
こうして六カ月たつと、彼女はやっと喪章をはずして、窓の鎧戸もあけはなすようになった。
— DUSHECHKA 『可愛い女』 青空文庫
戸締りしたところを、のこらずあけはなすと、サト子は、ラジオのスイッチをひねった。
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
作例 · 標準
絡みついてきたツタを足で思い切り蹴放し、道なき道を進んだ。
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しがみつく敵を力一杯蹴放すと、彼はそのまま崖下へと滑り落ちた。
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まとわりつく不安を蹴放すように、彼は大きく深呼吸をした。
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標準
to kick open (e.g. a sliding door)
作例 · 標準
立てこもっていた犯人は、警察の突入と同時に扉を蹴放して逃走を図った。
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彼は怒りに任せて、閉まっていた引き戸をドスンと蹴放した。
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火災から逃れるため、熱くなった扉を蹴放して外へ飛び出した。
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