自分から
じぶんから
表現
標準
willingly
文例 · 用例
そこで私は今此の問題を全体的に扱はうとする気持をなるたけ自分から排除したいやうに思ふ。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
で、教頭と生徒監との席に自分から行つて、簡単に口出しをするのが落ちであつた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
彼は、自分から動く火吹き達磨のように、のたうちまわった挙句、船首の三角形をした、倉庫へ降りる格子床(グレイチン)の上へ行きついた。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
今の自分から見ると此等の畫家は實に羨ましい有福な身分だと思ふ。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
自分を自分から離して、冷やかに眺めて捌き、深く自省に喰い入る痛痒い錐揉みのような火の働き、その火の働きの尖は、物恋うるほど内へ内へと執拗く焼き入れて行き、絶望と希望とが膜一重となっている胸の底に触れたと思ったとき、自分はまた裂けた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
「どうしてだ」「お嫁に行くということは私が向うの人のものになってしまうのだから、その人が承知してくれないじゃ、一緒に行けないのよ」「お蘭さが誰かのものになるというだかね」「そうよ」「ふーむ」 白痴の心にもお蘭が自分から失われ、自分は全く孤立無援で世の中に立つ侘しさがひしひしと感じられた。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
この頃ではこの議を随分自分から提唱して、乱れぬ程度でこの女のみに強いられた苛酷な起居から解放されて居るには居ます。
— 岡本かの子 『女性の不平とよろこび』 青空文庫
自分に近接している「町風」は「いき」として許されるが、自分から疎隔している「屋敷風」は不意気である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
作例 · 標準
誰に言われるでもなく、自分から進んで手伝ってくれた。
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彼はいつも自分から新しいことに挑戦する意欲がある。
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「ありがとう」と、自分から感謝の気持ちを伝えた。
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