領布
りょうふ
名詞
標準
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文例 · 用例
身長身幅より三四倍もある尾鰭は黒いまだらの星のある薄絹の領布や裳を振り撒き拡げて、しばらくは身体も頭も見えない。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
四月十一日 晴后曇、行程六里、深江、久保屋(二五・上)歩いてゐる、領布振山、虹ノ松原、松浦潟の風光は私にも写せさうである、それだけ美しすぎる。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
若鮎は、領布をおこさむ為の語、新しく造られた枕詞である。
— 折口信夫 『和歌批判の範疇』 青空文庫
ところが、唯単に領布をおこすばかりで満足せず、その感じを終までも続けて居る。
— 折口信夫 『和歌批判の範疇』 青空文庫
なるほど黄いろと 赤まんだらの、領布に下げたる まほうの笛を、手先でむずむず はや吹きたそう。
— ロバアト・ブラウニング 『魔法の笛』 青空文庫
もくもく湧き上る白銀を溶したような頂のあたりには、領布雲が二すじ三すじ横に靡いていた。
— 木暮理太郎 『黒部川を遡る』 青空文庫
この審判の結果は、ガリレイの書物の領布を禁じ、地動説を放棄することを条件として閑居を命ぜられたので、その宣告の日には自分でその判決文を読んで宣誓のために署名をさせられたのでした。
— 石原純 『ガリレオ・ガリレイ』 青空文庫
(歌謠番號一〇二) すなはち天皇歌よみしたまひしく、ももしきの 大宮人は、鶉鳥二二 領布二三取り掛けて鶺鴒二四 尾行き合へ庭雀二五、うずすまり居て今日もかも 酒みづくらし二六。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫
作例 · 標準
古代、恋人たちは互いの愛情の証として領布を交換したという。
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万葉集には、領布を振って別れを惜しむ歌がいくつか見られる。
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風にひるがえる白い領布は、遠くからでもよく見えた。
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