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朱鷺

じゅろ
名詞頻度ランク #38393 · 青空 9
1
標準
Japanese crested ibis
文例 · 用例
黒小袖の肩を円く、但し引緊めるばかり両袖で胸を抱いた、真白な襟を長く、のめるように俯向いて、今時は珍らしい、朱鷺色の角隠に花笄、櫛ばかりでも頭は重そう。
泉鏡花 露肆 青空文庫
――眞白なのは、掌へ、紫なるは、かへして、指環の紅玉の輝く甲へ、朱鷺色と黄の脚して、輕く來て留るまでに馴れたのであつた。
泉鏡太郎 印度更紗 青空文庫
ト其の胸を、萌黄に溢れ、紫に垂れて、伊達卷であらう、一人は、鬱金の、一人は朱鷺色の、だらり結びが、ずらりと摩く。
泉鏡太郎 魔法罎 青空文庫
――着物は、茶の勝つた、同じやうな柄なのを着て、阿母のおかはりに持つた、老人じみた信玄袋を提げた、朱鷺色の襦袢の蹴出しの、内端ながら、媚めかしい。
泉鏡太郎 松の葉 青空文庫
少時目が眩んで、氣が遠く成つて居たが、チリ/\と琴が自然に響くやうな、珠と黄金の擦れ合ふ音に、氣つけを注射れた心地がして、幽に隅の方で目を開けて、……車上の美人がお引摺りの蹴出褄、朱鷺色の扱帶と云ふので、件の黒髯の大きな膝に、かよわく、なよ/\と引つけられて、白い花咲く蔓草のやうに居るのを見た。
泉鏡太郎 麥搗 青空文庫
白地に、藍の琴柱霞がちら/\とする間もなく、不意に衝と出た私たちから隱れるやうに、朱鷺の伊達卷ですつと立つ時、はらりと捌いた褄淺く、柘榴の花か、と思ふのが散つて、素足が夕顏のやうに消えた。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
――内證でお知らせ申さうが、海から颯々と吹通すので、朱鷺、淺葱、紅を、斜に絞つて、半身を飜すこと、特に風のために描いた女の蹴出の繪のやうであつた。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
」 やがて、朱鷺色の手巾で口を蔽うて、肩で呼吸して、向直って、ツンと澄して横顔で歩行こうとした。
泉鏡花 みさごの鮨 青空文庫
作例 · 標準
佐渡の空を優雅に舞う朱鷺の姿は、まさに日本の原風景だ。
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絶滅の危機に瀕していた朱鷺だが、人工繁殖の成功により少しずつ数が増えている。
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淡いピンク色の羽根を持つ朱鷺は、その美しさから「ニッポニア・ニッポン」という学名がついた。
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