帝城
ていじょう
名詞
標準
文例 · 用例
木曾川を下って、白帝城に擬せられた犬山城があるために、日本ラインの名を、(好むにせよ、好まざるにせよ)いかに適切にひびかせるであろう。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
まことに白帝城は老樹蓊欝たる丘陵の上に現れて、粉壁鮮明である。
— 北原白秋 『白帝城』 青空文庫
まことに白帝城は日本ラインの白い兜である。
— 北原白秋 『白帝城』 青空文庫
白帝城に登つたのは、その上の麓の彩雲閣(名鉄経営)の楼上が、隆太郎の所謂「香ひのする魚」を冷いビールの乾杯で、初めて爽快に風味して、ややしばらく飽満した、その後のことであつた。
— 北原白秋 『白帝城』 青空文庫
この白帝城は美しい。
— 北原白秋 『白帝城』 青空文庫
白帝城は絶勝の位置にある。
— 北原白秋 『白帝城』 青空文庫
さうしてその空の、私からは見えぬほのかに白い白帝城を、私の小さい分身の子どもが、立つて、停つて、仰いでゐる。
— 北原白秋 『白帝城』 青空文庫
ちかぢかと城の狭間より見おろしてこずゑの合歓のちりがたのはな(白帝城)花火過ぎ水にただよふ椀殻は鳰の鳥よりなほあはれなり(犬山より木曾川を下る)水車船瀬々にもやひて搗く杵のしろくかそけき夏もいぬめり
— 北原白秋 『白帝城』 青空文庫