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桜鯛

さくらだい異読 サクラダイ
名詞
1
標準
cherry anthias (Sacura margaritacea)
文例 · 用例
桜鯛1 春はどこから来る。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
私の生れ故郷は、瀬戸内海の波の音のきこえる小村で、春になると、桜鯛がよく網に上った、それを売り歩く魚商人の声が、陽気に村々に聞えて来ると、村人は初めて海の春が、自分たちの貧しい食膳にも上るようになったのを喜んだものだ。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
麦の茎が伸び、雲雀が空でちろちろ鳴いていても、海に桜鯛がとれ出したという噂を聞かないうちは、春も何となく寂しかった。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
ある時病人を診て貰つたお礼に、ぴちぴちした桜鯛に添へて、手紙を持たせてやつた。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
これを桜鯛と言っているが、鯛は土佐沖の深い海底に一冬を送り、春が訪れると産卵のために内海さしてのぼり込んでくるのである。
佐藤垢石 鯛釣り素人咄 青空文庫
いまも昔も、この桜鯛をいちばんおいしい季節であると関西の人は言っているが、これには異論があるようだ。
佐藤垢石 鯛釣り素人咄 青空文庫
桜鯛といって人気があるのは、四、五月頃の産卵の季節に最も数多く漁れるからであってその季節が最も美味というのではないらしい。
佐藤垢石 鯛釣り素人咄 青空文庫
ついそこの魚河岸から、威勢のいいのが鮪や桜鯛をかついで、向う見ずに駈けだしてくるかと思うと、お練りの槍が行く、お駕が従く――武士や町人、雑多な中に鳥追の女太夫が、編笠越しに富士をあおいでゆくのも目につく。
江戸の巻 鳴門秘帖 青空文庫
作例 · 標準
春の桜鯛は、脂がのっていて刺身で食べると絶品だ。
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桜鯛の塩焼きは、素材の味を存分に楽しめる料理だ。
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釣り人は、美しい桜鯛を釣り上げることを目標に海に出る。
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