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荘内

しょうない
名詞
1
標準
文例 · 用例
かくして数代経過し、ここに人々は、思ひ思ひの地に定著して、或ひは秋田、荘内、津軽の平野に米を植ゑ、或ひは北奥の山地に殖林を試み、或ひは平原に馬を飼ひ、或ひは海辺の漁業に専心して以て今日に於ける隆盛なる産業の基礎を作つたのである。
太宰治 津軽 青空文庫
荘内のことをくわしく申し上げて、「またおいでの思召しのございます前からおっしゃってくださいまして、私どもにできますことをさせてくださいませ。
浮舟 源氏物語 青空文庫
座スクはツグの間付きの離れ造り、お米は秋田荘内の飛び切り上等、御菜も二ノ膳つきでござります。
仙台に現れた退屈男 旗本退屈男 第七話 青空文庫
この人は至って愚人だったよう『常山紀談』など普通書き立て居るが、随分理窟の立っていた人だったのは塩谷宕陰の『照代記』その改易の条を見ても判る、曰く〈ここにおいて忠広荘内に百石を給い(その子)光正を飛騨に幽しし以てこれを折る。
虎に関する史話と伝説民俗 十二支考 青空文庫
荘内に在るに及んで左右その人を非るを見、詩を賦して以て自ら悲しむ、三十一年一夢のごとく、醒め来る荘内破簾の中の句あり、聞く者これを怜れむ〉。
虎に関する史話と伝説民俗 十二支考 青空文庫
今も、荘内辺では、刈り上げ後に、にはなひ行といふことをする。
折口信夫 たなばたと盆祭りと 青空文庫
「出合え、出合え、いま女中部屋へ曲者が入った、早く出合え」 ちょうどこの時、邸外を通り合せたのが白金に屯所を置く荘内藩の巡邏隊でした。
市中騒動の巻 大菩薩峠 青空文庫
そうして、もっとも危険区域とされた三田の藩州附近、伊皿子、二本榎、猿町、白金辺を持場として割当てられたのが荘内藩であります。
市中騒動の巻 大菩薩峠 青空文庫