流記
るき
名詞
標準
文例 · 用例
本篇緒言 譯者は本叢書第六篇『無人島日記』の緒言に於て、『ロビンソン、クルーソー漂流記』は冐險的、商業的、實際的なるアングロサキソンの特性を具體にしたるものなることを云へり。
— KING ARTHUR'S ROUND TABLE 『アーサー王物語』 青空文庫
そこに、この「太平洋漏水孔」漂流記のもっとも奇異な点があるのだ。
— 小栗虫太郎 『「太平洋漏水孔」漂流記』 青空文庫
そして読みさしの『ロビンソン漂流記』を膝の上に開けながら、こんな離れ島に住んでゐたら、うるさい女優のお客も来なからうななどと考へてゐた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
」 小僧は『ロビンソン漂流記』の上から重さうに顔を持ち上げた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
そのほか少年世界のキプリングもの、磯萍水や江見水蔭の冒険もの、単行本の十五少年漂流記なぞも無論その頃の愛読書で、どこの発行でしたか、何々少年と標題した飜訳の少年冒険談が、全集式の単行本によって出ていたようですが、そんなものも押川|春浪の冒険談と一緒に二十冊ばかり虎の子のようにしておりました。
— 夢野久作 『涙香・ポー・それから』 青空文庫
ロビンソン漂流記――だつて!
— 牧野信一 『読書と生活』 青空文庫
女流記者 敬二の指した方を、大勢の人々は見てはっとした。
— 海野十三 『○○獣』 青空文庫
初めこしらえた小包には、文庫の『マノン・レスコオ』、『カルメン』と徳川時代にカムチャツカまで漂流しておどろくべき沈勇で善処して来た船頭重吉の太平洋漂流記というのが非常に面白く立派だったので、それを入れ、お茶、薬なども入れました。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫