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貞門

ていもん
名詞
1
標準
Teimon school (of haikai, founded by Matsunaga Teitoku)
文例 · 用例
それが貞門談林を経て芭蕉という一つの大きな淵に合流し融合した観がある。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
談林派の俳諧というものは、その先達であった貞門と同じように俳諧を滑稽の文学と見ており、談林は詩型のリズムに自由を求めると共に懸詞にも日常語を奔放にとり入れ、奇想巧妙な譬喩を求めるあまり、遂には、山の手ややつこりや咲いた花盛引窓や空ゆく月のおとし穴というような皮相な思いつきに堕した。
宮本百合子 芭蕉について 青空文庫
しかれども貞門の俳諧を以て鑑武の俳諧に比するに、一歩半歩の進歩なきは勿論、むしろ一層野卑にして一層無味なる俳諧を為したるのみ。
正岡子規 古池の句の弁 青空文庫
足利の眠れる世すら連歌の単調に飽きて俳諧を興しし者あり、徳川の天下全く定まり、文運日を追ふて隆盛に赴く時に方りて、木くづ竹ぎれにも劣りてつまらぬ貞門の俳諧がいつまでか能く人心を喜ばしむべき。
正岡子規 古池の句の弁 青空文庫
国貞の後には二代目国貞(明治十三年歿)、五雲亭貞秀、豊原国周(国周は二代国貞門人)らあり。
永井荷風 江戸芸術論 青空文庫
種員は草双紙類|御法度のこの頃いよいよ小遣銭にも窮してしまったため国貞門下の或絵師と相談して、専ら御殿奉公の御女中衆が貸本屋の手によってのみ窃に購い求めるという秘密の文学の創作を思い立ったのであった。
永井荷風 散柳窓夕栄 青空文庫
当初|稚なくしてまた上品な貞門の俳諧を突破して、梅翁一派の豪胆なる悪謔が進出した際には、誰しも鳥羽僧正の画巻をくりひろげるような痛快さをもって、悦び迎えざる者は無かったのであろうが、しかも百鬼夜行の路は行き究まる処があった。
柳田国男 木綿以前の事 青空文庫
だから貞門の俳諧などはあれだけ多く残っているが、おかしいながらにやはり退屈で、今は省みる人も少ないのである。
柳田国男 木綿以前の事 青空文庫
作例 · 標準
貞門の歌風は、当時の俳壇に大きな影響を与えた。
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松永貞徳は貞門の祖であり、多くの門人を育てたことで知られる。
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彼は貞門の系譜を受け継ぎ、古き良き俳諧の伝統を守り続けた。
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