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屍室

ししつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
木谷と柿本が、病院の負傷者と屍室の屍体をしらべた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
」「今、五人とも、屍室へ運んできている。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
傷ついた肩から玩具のようにブラさがっている片腕を、三角巾で首に吊って柿本は、木谷らと、屍室へ歩いた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
屍室には、看護婦や、患者や、兵士や、街の人々が、入口と窓の外に、黒山のようにたかっていた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
何故なら、その時まで――それからづつと後になつて、屍室に死骸が運ばれるまで、彼女は彼の顔や頭を両手でかかへて、生きた人に言ふやうに、愛着の様々の言葉を、ヒステリイの発作のやうに間断なく口にしてゐたからであつた。
徳田秋聲 和解 青空文庫
突き当りの石扉の奥が屍室で、その扉面には、有名な聖パトリックの讃詩――「|異教徒の凶律に対し、また女人・鍛工及びドルイド呪僧の呪文に対して」――の全文が刻まれていた。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
そして、レヴェズは奥の屍室の中に姿を消したのだよ」「な、何を云うんだ。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
また、横廊下の屍室の窓には、内部から固く鍵金が下されていた。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫