賺す
すかす
動詞-五段-サ行
標準
to coax
文例 · 用例
」二十二「左右して、婦人が、励ますように、賺すようにして勧めると、白痴は首を曲げてかの臍を弄びながら唄った。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
「姉ちゃんにみんな遣んの嫌だあ」 それから蓑吉は人を賺すときの声を作って「姉ちゃん、これ、いっち好いの、ひとつあげる」 セルロイドのちっぽけなお酌人形だった。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
――小兒たちが、また惡く暖いので寢苦しいか、變に二人とも寢そびれて、踏脱ぐ、泣き出す、着せかける、賺す。
— 泉鏡花 『夜釣』 青空文庫
――小児たちが、また悪く暖いので寝苦しいか、変に二人とも寝そびれて、踏脱ぐ、泣き出す、着せかける、賺す。
— 泉鏡花 『夜釣』 青空文庫
」と、お葉は賺すように重ねて云った。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
」 急いた声で賺すがごとく、顔を附着けて云うのを聞いて、お妙は立留まって、おとなしく頷いたが、(許す。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
はじめから歎いておらん、慰め賺す要はない。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
」第二十二「左右して、婦人が、激ますやうに、賺すやうにして勧めると、白痴は首を曲げて彼の臍を弄びながら唄つた。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
作例 · 標準
泣き止まない子供を、お菓子を買ってあげると言って賺す。
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嫌がる猫を言葉巧みに賺して、なんとか動物病院まで連れて行った。
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機慣を損ねた上司を賺して、次のプロジェクトの承諾を取り付ける。
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