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文鏡

ぶんきょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
是は谷本博士の講演の中にも、隨分いろ/\御骨折りになつて研究せられたものでありますが、其の一つは文鏡祕府論であります。
内藤湖南 弘法大師の文藝 青空文庫
此處に持つて來て居りますが、是は弘法大師のことに御注意になつて居る方は、どなたでも御承知でありますが、文鏡祕府論と云ふ本があります。
内藤湖南 弘法大師の文藝 青空文庫
此の文鏡祕府論と申しますのは、勿論弘法大師が當時の漢文を作り、詩を作ります者の爲に、其の規則を書きましたものであります。
内藤湖南 弘法大師の文藝 青空文庫
弘法大師が文鏡祕府論の序文を書きますに就いても、其の事を明かに御斷りになつて居ります。
内藤湖南 弘法大師の文藝 青空文庫
是は支那から歸られてから幾年ぐらゐ經つて之を作られたかと云ふことははつきり分りませぬが、後に文鏡祕府論をもう一つ簡略にして、文筆眼心抄と云ふ本を書いて居られます。
内藤湖南 弘法大師の文藝 青空文庫
それは弘仁十何年かに之を書かれたといふことは分つて居りますから、文鏡祕府論は其の以前に出來て居つたと云ふことが分ります。
内藤湖南 弘法大師の文藝 青空文庫
それを土臺にして文鏡祕府論を書かれたらうと云ふ御考へであります。
内藤湖南 弘法大師の文藝 青空文庫
私も大變面白い御考へと思つて、それから段々調べて見ますと、勿論此の王昌齡の詩格と云ふものは、大師の文鏡祕府論の種本になつて居るやうでありますが、其の外にも隨分いろ/\な本を參考されて居るやうであります。
内藤湖南 弘法大師の文藝 青空文庫