天の原
あまのはら
表現名詞
標準
the sky
文例 · 用例
七楽しからずや天の原 そら照る星のさやけさに月の光の貴さに 心をさらすその時のアー 是れ 是れ 是れ 是れこそ楽しき極みなれ。
— 有島武郎 『遠友夜学校校歌』 青空文庫
天地の分れし時ゆ、神さびて高く貴き駿河なる富士の高嶺を、天の原振りさけ見れば渡る日の、影も隠ろひ、照る月の、光も見えず、白雲もい行憚り時じくぞ雪は降りける、語り継ぎ云ひ継ぎ行かん富士の高嶺は。
— 北村透谷 『富嶽の詩神を思ふ』 青空文庫
曰く、天の岩戸扇石、一名辨慶七戻り、高天の原、紫雲石、天の岩戸胎内潜り、國割石、神樂石、大黒石、北斗石、寶珠石、大神石など是れなり。
— 大町桂月 『春の筑波山』 青空文庫
「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも」 いい歌だ、いい歌が出来たものだと思つて、今一度よみかへしてみると、それは自分の歌ではなく、百人一首に出てゐる名高い安倍仲麿の作だつた。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも」 いい歌だ、いい歌が出来たものだと思つて、今一度よみかへしてみると、それは自分の歌ではなく、百人一首に出てゐる名高い安部仲麿の作だつた。
— 薄田泣菫 『無学なお月様』 青空文庫
木の間にと聞きつつをれば天の原雲にも秋の声立ててけり山風は夜来て山にかへりけむ木の葉屑をば庭に残して 尚先生の倭歌については茲では長くなるから、後日にゆづり略することとする。
— 中村憲吉 『頼杏坪先生』 青空文庫
秋の夜の ほがら/\と、天の原照る月かげに、雁鳴き渡るほがら/\といふと、夜明けの空のあかるさを示す言葉です。
— 折口信夫 『歌の話』 青空文庫
天の原 ふり放け見れば、大君の御命は長く、天たらしたり(倭媛皇后――万葉巻二)此表現の不足も寿詞に馴れた当時の人には、よく訣つたのであらう。
— 折口信夫 『叙景詩の発生』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日天の原について考えている。
天の原という言葉は日本語で重要だ。
彼は天の原の意味を理解している。
この文には天の原が含まれている。