鉄枷
てつかせ
名詞
標準
文例 · 用例
「権利」を主張したあげくに、また一つ鉄枷をつけられるしまつだ。
— 原口統三 『二十歳のエチュード』 青空文庫
それは神が私の首に結びつけた鉄枷です。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
銅貨の中に隠した針くらいの長さのその鋸で、錠前の閂子や、※の軸や、海老錠の柄や、窓についてる鉄棒や、足についてる鉄枷などを、切らなければならない。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
毎日午後四時に、当時まだ残っていた習慣として、二頭の番犬をつれた看守が、彼の檻にはいってき、二斤の黒パンと、一瓶の水と、数粒の豆が浮いてる貧しい一皿の汁とを、寝台のそばに置き、彼の鉄枷を調べ、鉄格子をたたいて検査した。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
シャツを裂き敷き布を破って綱を作り、戸に穴をあけ、合い札を作り、合い鍵を作り、鉄枷を切り、外に綱を下げ、身を隠し、様子を変えるなんか、よほどの腕達者でなけりゃできねえ。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
暗闇の中に恐ろしい鉄枷をそなえて待ってる梁の下に、彼らは押しやられた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
その瞬間、私はもう鉄枷がつけられていないことに気づいた。
— LE DERNIER JOUR D'UN CONDAMNE 『死刑囚最後の日』 青空文庫
かくて、医者の検査の後、獄吏の検査があり、獄吏の検査の後、鉄枷がつけられる。
— LE DERNIER JOUR D'UN CONDAMNE 『死刑囚最後の日』 青空文庫