ヒソヒソ話
ヒソヒソばなし異読 ひそひそばなし
名詞多音語
標準
whispered conversation
文例 · 用例
あの……蔵元屋の……アノ博多小町……」 そんなヒソヒソ話が急に途切れて皆、一時にバラバラと逃出しそうな身構えになった。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
夕方なぞ見窶らしい平服で散歩するふりをして駐在所を出ると、わざと人目を忍んだ裏山伝いに、丘の上の深良屋敷の近くに忍び寄って、木蔭の暗がりに身を潜めつつ、新夫婦の仲のよい生活ぶりをコッソリと覗いている……といったような噂がいつとなく村中のヒソヒソ話に伝わり拡がった。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
姉歯という産婆学校長が、この頃よく内科の医局へ遊びに来て、早川とヒソヒソ話をする。
— 夢野久作 『空を飛ぶパラソル』 青空文庫
ヒソヒソ話をする、馬鹿口をたたく、悪戯をする、便所に行く、放屁をする、鼻唄を歌う、逆立ちをする、それはそれは様々なことで日を暮す。
— 堺利彦 『獄中生活』 青空文庫
二階と違って階下は、破れたなりに硝子戸と雨戸が二重に閉まっているのですから、すこしくらい大きな声でも滅多に外へ洩れませんが、その代りに、大抵のヒソヒソ話でも、二階で息を殺している私の耳へ筒抜けに聞こえて来るのでした。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
こうして一わたりすむと中入りには菓弁寿の御馳走、娘達はお世辞の言いくらやら、申訳のしあいやらで、小鳥の百々囀り、良時はただ喧ましく賑わしく、さて再び柝を入れると俄に鎮まりかえって満場ただ水を打ったよう……と見るもほんの一時すぐに又どこやらでヒソヒソ話が始まって、それが彼方此方へと移ってゆく。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
不思議に思ったか船中では、何かヒソヒソ話し合っていたが代って一人船首へ出ると、「鳥刺殿、鳥刺殿」 言葉を改めて呼んだものである。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
」 三人の船頭は顔を集め何やらヒソヒソ話し出した。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
作例 · 標準
二人が廊下でヒソヒソ話をしていたので、何か重大な秘密があるのではないかと疑った。
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会議中に隣の席の人とヒソヒソ話をするのは、社会人としてのマナーに欠ける。
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「ちょっと、そこでのヒソヒソ話はやめて!気になっちゃうじゃない」と彼女は不満げに言った。
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