閃く
ひらめく異読 ひろめく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to flash (e.g. lightning)
文例 · 用例
その天才が閃くのは思ひがけない発見の中にであり、その点では同時代人の中にも先人の中にも彼女に如くものはないのである。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
小枝の先に散り残った枯れ/\の紅葉が目に見えぬ風にふるえ、時に蠅のような小さい虫が小春の日光を浴びて垣根の日陰を斜めに閃く。
— 寺田寅彦 『森の絵』 青空文庫
下げ汐になった前屈みの櫓台の周囲にときどき右往左往する若鰡の背が星明りに閃く。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
ああわが最愛の友よ(妹ドラ嬢を指す)、汝今われと共にこの清泉の岸に立つ、われは汝の声音中にわが昔日の心語を聞き、汝の驚喜して閃く所の眼光裡にわが昔日の快心を読むなり。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
きやりと閃く青白い恐怖が彼の頭の中にあらゆるものを一|嘗めに浚って行ったあとは、超自然のような勢力が天地を縦横無尽に駆け廻る、その勢力に同化してしまって洋々蕩々たる気持になってしまうのだ。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
輝く胡蝶の翼一尺、閃く風に柳を誘って、白い光も青澄むまで塵を払った表二階。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
閃くは電か、轟くは雷か。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
其鋭利なる三尖衝角は空に閃く電光の如く賊船の右舷に霹靂萬雷の響あり、極惡無道の海蛇丸は遂に水煙を揚げて海底に沒し去つた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
作例 · 標準
暗雲が垂れ込める空に鋭い稲妻が閃き、続いて大きな雷鳴が響き渡った。
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暗闇の中で猫の目が怪しく閃くのを見て、思わず足がすくんでしまった。
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刀身が月光を受けて一瞬閃くと、次の瞬間には勝負が決まっていた。
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標準
to flutter (e.g. flag)
作例 · 標準
城の頂上には、王国の紋章が描かれた旗が風に閃いている。
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運動会の開会式で、青空の下に万国旗が賑やかに閃いていた。
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海風を受けてヨットの帆が閃き、船体は滑るように波間を突き進んでいく。
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標準
to flash into one's mind (e.g. an idea)
作例 · 標準
散歩をしていたら、長年悩んでいた小説の結末がパッと頭に閃いた。
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「あ、いいこと閃いた!」と彼女は叫び、すぐにノートにメモを取り始めた。
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偶然の出来事から画期的な新技術のアイデアが閃くことは、科学の歴史でよくある話だ。
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