琶音
琶音
名詞
標準
文例 · 用例
父がその音色をためすために、小雨のような琶音をひき出した時、彼はそばで聞いていた。
— JEAN CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
そしてそれらの節奏のまにまに、棚に葡萄蔓がよじ上るように、種々の音楽が高まってくる、銀音の鍵盤から出る白銀の琶音、悩ましいヴァイオリンの響き、円やかな音調のビロードのようなフルートの声……。
— JEAN CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
櫂からしたたる水は、ささやかな琶音や半音階を奏した。
— JEAN CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
曲はすべて琶音から成っていて、時々一連の旋律が、弱々しいつばさで、その上に浮かび出るのである。
— DAS WUNDERKIND 『神童』 青空文庫