将西
しょうにし
名詞
標準
文例 · 用例
「予将西発前日石田生過訪予於宇氏寓館」と云ふ語がある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
野津少将の軍が来り援けた為、形勢は逆転して、高瀬川の南で、薩将西郷小兵衛を殪すに至った。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
そうして彼らは往年己れ等を賊として攻めた官軍の大将西郷が、今度はアベコベに賊となったから、復讐的に官軍となって征伐するという、或る敵愾心を持っていたのである。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
だが、××が一旦云い出したことは仲々よく世間で受け容れるものと見えて、早大の競争部の主将西田選手が、急に参加辞退を声明したのである。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
鳥羽繪の西郷隆盛といつたやうな人相をしてゐるので、多分さうした綽名のある何處かの奇人ででもあらうと思つてゐると、それが眞個の陸軍大將西郷隆盛であつたのに驚いたことは、今でも半月に一度ぐらゐ思ひ出してゐる。
— 上司小劍 『天滿宮』 青空文庫