憎たらしい
にくたらしい異読 にくったらしい
形容詞
標準
odious
文例 · 用例
雇人は豹一が何故そんなことをするのか分らなかったが、たゞ何となく憎たらしい子供であると思った。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
紀代子は口をひらけば必ず傲慢な、憎たらしいことを言う豹一よりも、おずすおずと黙っている豹一の方が好きなのである。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
おれはもってる」 こういうときの高志は、ほんとうに憎たらしい。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
」「どうだい、あの山高帽子をアミダに被つて頬つぺを突つぷくらせてゐる憎たらしい面つきと云つたら……」「狒々親爺奴が!
— 牧野信一 『鬼の門』 青空文庫
私が彼に、鼻曲りといふ形容詞を冠したのは、彼の野蛮な皮肉味を抽象的に指さしたのであつて、実物の彼の鼻は、いつも私に昔噺の中にある業慾者の鼻にぶらさがつたといふソーセージを想像させる態の、赤味の滲んだ肉附き豊かな、何とも憎たらしいごろん棒であつて、決して曲つてゐるといふわけ合ひではない。
— 牧野信一 『バラルダ物語』 青空文庫
憎たらしい、横柄な口も利かなくなった。
— 宮本百合子 『秋の反射』 青空文庫
お前さんのうぬぼれがいい加減でやまるように、その憎たらしい大頭のちょん切られるところを、ゆっくり拝見するとしましょうよ。
— ATTALEA PRINCEPS 『アッタレーア・プリンケプス』 青空文庫
誰が、あんな憎たらしい子供に金なんかやるものかと私はチヱリーを買つたことを吻として考へたのだけれども、あの子供は、雨の中を濡れながら、あの髪を剪つた女はいまいましい奴だつたと、一時間や二時間は私を呪つてゐるのだらうと思つた。
— 林芙美子 『子供たち』 青空文庫
作例 · 標準
あの男の傲慢な態度は、本当に憎たらしい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite