掌大
しょうだい
名詞-の形容詞形容動詞
標準
small
文例 · 用例
その雪には花崗のったような、掌大な痕を印している。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
掌大の花さき滿ちて、花悉く金覆輪。
— 長塚節 『長塚節歌集 中』 青空文庫
掌大の地に、杓子菜も生ひたり。
— 大町桂月 『赤城山』 青空文庫
世間は名利に趨り煩悩に苦しめられ、掌大の土地の上に気違ひの如く狂ひまはるを、歌人は独りこれを余所に見て花に遊び月に戯れ、無限の天地に清浄の空気を吸ひをるなり。
— 正岡子規 『人々に答ふ』 青空文庫
井欄の前面に掌大の凸字を以て金澤と記してある。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
頓て其蒼いのも朦朧となって了った…… どうも変さな、何でも伏臥になって居るらしいのだがな、眼に遮ぎるものと云っては、唯|掌大の地面ばかり。
— ガールシン 『四日間』 青空文庫
掌大の白い翼の蛾が、苔むした樹幹にとまっていて、怪しい幻覚を起させる。
— 豊島与志雄 『高千穂に思う』 青空文庫
そして、それらが何者かの手で手繰り寄せられるやうに、次第に纏つた束になり、掌大に見える地上の一部落の上に吸ひ込まれると見える瞬間、もくもくと白煙が吹きあがつて、それでおしまひであつた。
— 岸田國士 『従軍五十日』 青空文庫
作例 · 標準
旅先で見つけたその掌大の小箱には、細密な彫刻が施されており、思わず見入ってしまった。
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掌大の小さな苗木だったが、数年の時を経て、今では庭の主役として立派に枝を広げている。
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祖父が大切にしていた掌大のラジオからは、今も懐かしい音楽がかすれた音で流れてくる。
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