地黒
じぐろ
名詞
標準
文例 · 用例
帯無地黒琥珀、織出截棄。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
七通りと言えば、地白、地赤、地黒、総模様、腰模様、裾模様、それに紋付ときまったものさ。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
盾の地板は金なれど、鑄られし耕地黒くして、鑄る妙工の巧みより眞の物を見る如し。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
東京では埼玉の越ヶ谷辺の地黒というどじょうが上物で大きく、以前、うなぎの大和田あたりで盛んに蒲焼きにして、「どかば」と称して、一時人気を呼んだものである。
— 北大路魯山人 『一癖あるどじょう』 青空文庫
歳費辞退の性質、日本各新聞の輿論と安蘇の利己論との区別を見ても、天地黒白の大差を知るべし。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫