夜の目も寝ず
よのめもねず
表現
標準
sitting up all night
文例 · 用例
銚子に近い四日市場と云う処に貧しい漁師があって、鮭の期節になると、女房を対手にして夜の目も寝ずに鮭を獲っていた。
— 田中貢太郎 『鮭の祟』 青空文庫
てめえ達が一年や半年、夜の目も寝ずに稼いだって、女郎なんぞを請け出して来るほどの金はできねえ筈だ。
— 雪達磨 『半七捕物帳』 青空文庫
こう云う風に、幾晩となく母が気を揉んで、夜の目も寝ずに心配していた父は、とくの昔に浪士のために殺されていたのである。
— 夏目漱石 『夢十夜』 青空文庫
貴女を今のままにしておいては将来、家庭をお作りになって、満足な御生涯をお送りになる可能性が些ない事になると仰言って、御両親が夜の目も寝ずに心配してお出でになるのですよ。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
」と大阪市長の池上四郎氏は、先日中から夜の目も寝ずに考へ込んだ。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
私が漸くモアッサンにかかるともう彼はウォルフとハッスリンガーにかかっているという状態で、夜の目も寝ずに私が勉強したとてとても彼には及ぶことが出来ないのだ。
— 横光利一 『鳥』 青空文庫
」「赤山|靱負殿、山田一郎右衛門殿、高崎五郎左衛門殿、など――今度の異変にて、夜の目も寝ずに御心痛でござる」 七瀬は、又蔵に「聞いたか」「はい」「御国元ではお待ちじゃによって、妾にかまわず、先に行ってたもらぬか」「でも――」 七瀬は、黙って又蔵を睨みつけた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
「おれと伯父さんは夜の目も寝ずに豆腐を作る、だがそれを食うものは金持ちだ、作ったおれ達の口にはいるのはそのあまりかすのおからだけだ、学問はやめよう」 かれはがっかりして家へ帰った、かれは黙々先生の夜学を休んで早く寝床にはいった。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
作例 · 標準
試験勉強のため、夜の目も寝ずに頑張った。
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緊急の仕事があり、夜の目も寝ずに対応した。
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彼は新しいアイデアを形にするため、夜の目も寝ずに作業を続けた。
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