局在
きょくざい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
localization
文例 · 用例
今後私の生活がいかように変わろうとも、私は結局在来の支配階級者の所産であるに相違ないことは、黒人種がいくら石鹸で洗い立てられても、黒人種たるを失わないのと同様であるだろう。
— 有島武郎 『宣言一つ』 青空文庫
七月四日(火曜) 午前九時半警戒警報 サイレン 国、急にそわそわして事務所へ行きそうにした、結局在宅。
— 一九四四年(昭和十九年) 『日記』 青空文庫
なるほど、同じ領域で、「革新」といふ言葉は今日まで屡々使はれて居たけれども、それは結局在来のもの、既成のものが、その末期に於て、老頽し形骸化し、時として悪臭を放ちつゝ大道を塞いでゐる状態に向つて叫ばれたのである。
— 岸田國士 『二つの戯曲時代』 青空文庫
意志によつて変化せしめられることなく単に環境に押し流された人生だとか、あるひは又意識の内部に意志の悪闘はあつたけれども意志の表現の不足した人生は、たとひ百年のすべての時間を占めてゐても、結局在つて無きが如きものだと思ひたいのだ。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
パラケルススのアルケウスが生きている生物の支配的な魂であり、特定な局在している発酵素を通して働き、これによって各臓器の機能は制御される。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
トッド、ロンベルク、ロックハート・クラーク、デュシェーヌ、ミッチェルによって大きな影響を受けた臨床神経学はヒッツィヒ、フリッチュ、フェリア卿、の脳機能の局在についての実験研究によって完全に革命を受けた。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
クニドス学派は病気は局在しているものと実際に考えていたが彼らの解剖学は素朴なものであった。
— 伝記による医学史 『偉大な医師たち』 青空文庫
しかし全身の病気は局在する傾向を持っていた。
— 伝記による医学史 『偉大な医師たち』 青空文庫