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草藪

くさやぶ
名詞
1
標準
文例 · 用例
さて叔父さんたちの持ち場も定まって、今井の叔父さんは、今鹿の逃げて行った方の丘を受け持つ事になったから僕は叔父さんと二人してほとんど足も入れられないような草藪の中をかき分け踏み分けやっとの思いで程よいところに持ち場の本陣を据えた。
国木田独歩 鹿狩り 青空文庫
草藪の陰でその体はよく見えないが角ばかりを見たところで非常な大鹿らしい。
国木田独歩 鹿狩り 青空文庫
生い茂った草藪が、象の重たい足に踏みつけられています。
BILLEDBOG UDEN BILLEDER 絵のない絵本 青空文庫
松と草藪と水辺の地面と外光と、筵目も光っている。
北原白秋 木曾川 青空文庫
対岸に簡素な二階建ちの洋館が一つ、清流を隔てたこちらの土手の雑木、草藪、岸には空色に白のモーター・ボート、赤い線のエのフラフをひるがえした屋形船。
北原白秋 木曾川 青空文庫
鉄柵を超えると眼の前に一筋の野径が横断して、それに接して彼方へ、見渡すような広い畑地と、草藪の原が展けていた。
鷹野つぎ 草藪 青空文庫
そればかりか歩道が、その草藪の原に添うて、むこうに遠く見える街のはずれに続いていることにも気がついた。
鷹野つぎ 草藪 青空文庫
八月のはじめにかかってからは、草藪の繁りもひどかった。
鷹野つぎ 草藪 青空文庫